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2014年8月30日 (土曜日)

「ひろば」欄に掲載されました

本日の南日本新聞「ひろば」欄に、本校児童2年生の投稿が掲載されました。戦争がテーマです。内容は、以下の通りです。

「せんそうはいらない」

 「せんそう」ということばを聞いたことはあったけれど、本当の意味は知らなかった。ぼくは夏休みに、「伸ちゃんの三輪車」という本を読んだ。
 8月6日の朝、伸ちゃんは大すきな三輪車で、友だちのきみちゃんとあそんでいた。「ピカッ」。この光のせいで、広島の町はなくなった。原子ばくだんだ。二人はしんでしまった。
 「あんなにたのしくあそんでいたのに。伸ちゃんたちは何もわるいことはしていないのに」。伸ちゃんは、三輪車のハンドルをにぎったまま、しんだ。多くの人がくるしみながら、しんだ。しんだ家ぞくや友だちのことを思って、今も多くの人がかなしい気もちになっている。
 ぼくはこの本を読んで、せんそうの意味が分かった。「せんそうは、ぜったいにしちゃいけないこと」と。
 伸ちゃんの三輪車は、今も広島にてんじされていると、たんにんの先生が教えてくれた。ぼくはいつか伸ちゃんの三輪車を見に行って、せんそうのことを、もっとべんきょうしたい。
 そして、かなしい思いをする人のいない、たのしい生活ができるように、ぼくができることをがんばりたい。